26日に引き続き、27日の伯字紙の政治面のほとんど、経済面の一部をデウシジオ上院議員の話題が独占した。この日の見出しを飾ったのは、デウシジオ氏が連邦警察に対し、極秘会議でセルヴェロー被告の息子ベルナルド氏に父の釈放や国外逃亡の話をしたのは「なぐさめてやろうという人道的な気持ちから出たもの」という、仰天ものの発言だった。また、最高裁判事とあたかも談合をしたかのような発言に関しては、「そうした事実はない」と嘘だったことを認めた。「私なら何でもできる」「私は○○に顔が利く」みたいな調子のいい大言壮語は政治家につきものだが、そうした態度が完全に裏目に出たようだ。
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24日、サンパウロ市パウリスタ大通りの高級アパートで、米国人のクレイグ・リンドン・クラウトさん(54)と愛犬のゴールデン・レットリバーが死亡しているのが発見された。クレイグさん、愛犬ともに暴力を受けた形跡はないが、クレイグさんは1週間前から姿を見せなくなっていた。このアパートでは5月に、クレイグさんの20年来の恋人だった男性が暴力行為を受けて亡くなっており、警察は強盗や同性愛嫌悪者による殺害の疑いで調査をしていた。今回の件との関係はいかに。
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27日はブラック・フライデーということで、伯字紙サイトでも、購買者たちが目当てのものをめぐって競争し、従業員たちが忙しそうに商品を渡す姿が報道された。店によっては、今日、明日も引き続き安売りを行うところがあるので、あきらめずに駆け込むと、意外な幸運が待っているかもしれない。