11月30日に今年のFIFA最優秀選手賞・バロンドール、最終ノミネートの3人が発表され、長年同賞を独占しているアルゼンチンのメッシとポルトガルのクリスチアーノ・ロナウドに加え、ブラジルからネイマールが初めてエントリーを果たした。
2007年のカカー(当時はFIFA最優秀選手賞と、仏誌選定のバロンドールは別個に存在しており、カカーはダブル受賞)以来のノミネートにブラジルが沸いたが、もう一つ、FIFA年間ベストゴール賞(の最終選考にもブラジル人選手がノミネートされた。
ウェンデル・シルバ・リラ(26)という聞きなれない名前の選手が今年3月のゴイアス州選手権において、ゴイアネシアの一員として、アトレチコ・ゴイアニエンセ相手に味方の浮き球のパスを地面につけずにそのまま空中でオーバーヘッドで叩き込んだゴールが、アルゼンチンのメッシ、イタリアのフロレンツィのゴールと並んで最終選考に残ったのだ。
ゴイアニア州選手権終了後、全国選手権3部を戦うミナス州のトンベンセに移籍したが、たった4節で解雇されていた同選手は、10のベストゴール候補が発表された11月6日の時点で所属チーム無しの状態だったが、FIFA年間ベストゴール賞ノミネートの効果か、11月11日に今年の全国3部で優勝し、来年は全国2部で戦うヴィラ・ノヴァとの契約が発表された。(11月30日フォーリャ紙サイトより)