先月3日のベレンにおける秋篠宮ご夫妻歓迎式典の司会の一人、長島ジュリアさんは、式典開始4時間前に汎アマゾニア日伯協会の事務所に入るなり、「とっても緊張してます」と心配そうに言った。「昨日お墓参りもしてきました」というので、てっきり「殿下の前で司会をするとご先祖さまに報告したのですか?」と聞くと、「いえ昨日(2日)はお盆だったので」とのこと。「じゃあ緊張でご飯が食べれないとか?」と重ねて緊張具合を尋ねると「いえ、しっかり食べました」…。堤剛太副会長は「この人は普段、裁判所の差し押さえをする怖い人。神経は人一倍太いんです」と茶化す。なんと連邦地方裁判所の執達官だそう。でも開始2時間前、さすがの長島さんも「緊張でご飯が食べられません」。もちろん本番は何事もなく乗り切った!
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来年1月に戦後初めて天皇皇后両陛下がフィリピンを訪問することになり、現地の日系団体「比日系人会連合会」(イネス・マリャリ会長)が訪問にあわせた集会を9年ぶりに開催するそうだ。現地の邦字新聞「まにら新聞」などが伝えている。来年日本とフィリピンの国交正常化60年に合わせたものらしいが、フィリピン移民の歴史は古く、19世紀末から始まる。第2次大戦中は移住者が現地徴兵され、戦後は反日感情が残る中、二世たちには多くの苦労があったとか。皇室のご訪問で、より和やかな雰囲気が醸成されることを願いたいところ。
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