今月23日に82歳を迎えられる今上天皇陛下の誕生日を祝し、文協の移民史料館で3日午前9時から祝賀会が開かれ、天皇皇后両陛下の肖像画を前に約90人が集まった。文協、援協、県連、熟ク連、日伯文化連盟が共催した。
祝辞に立った呉屋春美文協会長は、「世界平和の確立と人類全ての福祉、文化の向上に深くお心を留めておられる天皇陛下の、お変わり無き御健康の弥栄をお祈り申し上げます」と述べた。
中前隆博在聖総領事の祝辞を関口ひとみ首席領事が代読。「10月には皇后陛下も81歳を迎えられた。御夫婦揃って中睦まじくお元気に公務をされていることは大変喜ばしいこと」との言葉が贈られた。
続いて、本橋幹久県連会長が「日本国の象徴である明仁今上天皇の御長寿を祈念いたします」と万歳三唱し、菊地義治援協会長が乾杯の音頭を取った。
アラサツーバ文協の元山光男会長(86、二世)は、「天皇陛下のお誕生日は、我々日系人にとっても一つの大切な文化」と祝賀会の意義を語った。
安永忠一郎さん(73、三世)は、「陛下のお誕生日を祝うのはとても素晴らしいこと。残念なことに少し参加者が少ないと思う。もっと多くの人に来て欲しい」と話した。
午後には在聖総領事公邸でも祝賀会が行なわれた。
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