7日、サッカーのブラジル選手権後に発表される毎年恒例の最優秀選手賞、「ボーラ・デ・オウロ(ゴールデン・ボール)」にコリンチャンスのミッドフィールダー、レナト・アウグスト(27)が選ばれた。
レナトは今期、コリンチャンスの司令塔役をつとめ、その冴えた判断とプレーでコリンチャンス独走優勝の立役者となった。その活躍を認められ、18年W杯の南米予選直前からセレソンの召集を受けるようになり、オスカールの不調で巡ってきた11月の対ペルー戦では先発出場の機会をつかみ、見事、得点も決める活躍も見せた。
レナトはこの受賞に関し、「こういう賞は自分ひとりの力では決して取れない。チームメイトに感謝している。特にジャジソンなんて受賞してもおかしくなかったから、一緒に写真に収まりたいくらいだよ」と発言。共にチームの中盤を守り、チーム2位の13得点をあげたベテランを讃えることも忘れなかった。
リオ生まれのレナト・アウグストは2008年までフラメンゴでプレーした後、ドイツの強豪、レヴァークーゼンに移籍してプレーしていたが、怪我にも泣かされ、13年にブラジルに戻り、コリンチャンスでプレーしていた。今期1年は怪我もなく、キャリア史上最高の1年となった。
レナトとコリンチャンスの契約はあと1年残っているが、レナト自身は契約延長を求め、既に交渉をはじめているという。レナトの元にはドイツ名門のシャルケ04がオファーをかけているという情報もあるが、彼自身は「せめてリベルタドーレス杯までは」とコリンチャンス残留を望んでいる。
また、「ボーラ・デ・オウロ」にあわせ、ベスト11を意味する「ボーラ・デ・プラット(シルバー・ボール)」の11人と、得点王、新人王もあわせて発表された。
ゴールキーパー/マルセロ・グローエ(グレミオ)、右サイドバック/ラファエル・ガリャルド(グレミオ)、センターバック/ジル(コリンチャンス)、ジェロメル(グレミオ)、左サイドバック/ダグラス・サントス(アトレチコ・ミネイロ)、ボランチ/エリアス(コリンチャンス)、ラファエル・カリオカ(アトレチコ・ミネイロ)、ミッドフィールダー/レナト・アウグスト(コリンチャンス)、ジャジソン(コリンチャンス)、フォワード/ルアン(グレミオ)、プラット(アトレチコ・ミネイロ)。得点王/リカルド・オリヴェイラ(サントス)、新人王/ガブリエル(サントス)。(7日付テラ・サイトなどより)
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