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東西南北

 下院が大統領罷免請求を受理し、手続きをはじめた直後だというのに、3、4、8月と比べ、かなり弱い盛り上がりで終わった今回のマニフェスタソン。どうしてこん何盛り上がりが悪かったのか、現在、メディアがいろんな推論を立てているが、左翼側が主張しているのが「実施日が最悪だった」というものだ。1968年12月13日は、当時の軍事政権が、不満分子に対する取締り強化で拷問死や行方不明を多発させ、検閲を強化させた軍政令第5条(AI5)の発令日。ただでさえ大統領罷免を「クーデター」と解釈する向きにはとんでもない、というわけだ。偶然かもしれないが、日付の持つ魔力は生きていたか。
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 12月に入ってからのサンパウロ州の降水量は平年以上のペースで、14日午前9時現在、カンタレイラとアウト・チエテの両水系は100ミリ以上の降水量を記録。現在のペースで降り続ければ月末には230~250ミリ程度となり、月間平均を超えることは可能だ。気になる水位だが、カンタレイラは24・2%まで上昇し、「未開の水域」脱出まで残り5%となった。アウト・チエテは19・9%で20%台到達が目の前となっている。
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 現在日本で開催中のサッカーのクラブ・ワールドカップにブラジルのチームは参加していないが、アジア代表として準決勝に進出する広州恒大(中国)は、前セレソンのフェリポン監督はじめ、主力選手にもロビーニョやパウリーニョらおなじみの顔ぶれが多い「隠れブラジルチーム」だ。同チームは日本時間17日にネイマールのいるバルセロナと準決勝を戦う。