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広場を埋め尽くした約200人の健康体操
広場を埋め尽くした約200人の健康体操

昨年越える12万人来場=恒例・東洋祭りで年納め

 リベルダーデ文化福祉協会(ACAL、池崎博文会長)が主催する年末の風物詩『第47回東洋祭り』が5、6の両日、リベルダーデ広場を中心に開催され、昨年を越える約12万人(主催者発表)が訪れた。
 広場では和太鼓、日本舞踊、阿波踊り、傘踊りなどが披露され来場者を楽しませた。特設ステージでもコロニア歌手による演歌など数々のショーが終日披露され、大きな拍手が送られていた。
 路上ではお守りや浴衣、アニメグッズ、日本食など数十軒もの屋台が並び大いに賑わった。サンパウロ州フランコ・ダ・ロッシャから訪れたミシェリ・モレイラさん(18)は、「日本文化のことは少ししか知らないので初めて見るものばかり。でも食べ物や音楽、文化どれも魅力的だと思う」と満足げに語った。
 初日午後には、大阪橋の大鳥居前で成功祈願の神事とテープカットが行われ開会式へ。挨拶に立った池崎会長は、「皆さんのおかげでリベルダーデを代表するお祭りになった」と感謝を述べ、「1年の締めくくりに当たる行事。思う存分楽しんでください」と挨拶。大晦日に行われる恒例の餅つき大会への来場も呼びかけた。
 在聖総領事館の星野元宏領事は、「路上を舞台にした日系のお祭りは、東洋祭りが初めてではないか。47回を迎え大きな祭典となった。今後も末永く続けてほしい」と継続を願った。その他、日系3団体代表や野村アウレリオサンパウロ市議らが来賓に訪れた。