海賊版DVDとの関係を完全否定した池田マリオ氏だが、このままでは日本側との関係にしこりが残るのではないか。問題の本質を見失ってはいけない。
映像を見て「皆が喜ぶ」のはいいが、果たして一枚40レはボランティア価格だろうか。契約上はどうであれ、熱狂的な歓迎に涙を流した五木ひろしの歌声を商品に、私腹を肥やしている人物がいることを見ない振りをしていいのか。
池田氏は私財を投げうって公演を成功させ、精一杯のもてなしで個人的な信頼も得たはずだ。こうなった以上は元連邦警察所長だけに流出先を徹底的に〝捜査〟し、今一度信用を確かなものにするほかない。
次回以降の大物歌手の来伯実現に向け、池田氏には期待にはますます期待が集まっている。(桃)