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大耳小耳

 ブラジル日系文学会から先日発行された日語版『にほんじん』。パラナ出身の三世、中里オスカル氏の小説で、伯出版界の最高峰と言われるジャブチ賞を日系人として初受賞。移住先の農園での苦労、二世との確執、勝ち負け問題など、移民特有の問題を淡々とした筆致で描いている。早速手に取った耳子、移民の妻が幻の雪の中を走る場面で、不覚にも涙が。価格は40レで、現在ニッケイ新聞社で入手可能。他に同会発行の『ブラジル文学』『ガウショ物語』『武本文学賞受賞作品集』も。
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 30日付本紙が本年の最終号になるので、NHK番組表や読者欄「ぷらっさ」も、前倒しして同日に掲載することになった。現在、30日に新年号別冊もお届けするべく、懸命に編集作業をしているところだが、普段の紙面を作りながら別冊も作るので、これがなかなか大変…。万が一、30日付に間に合わないと、新年号別冊の配達が新年最初の5日付と一緒になってしまう。そうならないよう編集部一同、力いっぱい作業中! なお、クリスマスで印刷所が休みになる関係で、今週分は本日24日付けが最後となります。