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(前列右から)杉澤さん、勝山さん
(前列右から)杉澤さん、勝山さん

秋の叙勲に杉澤、勝山両氏=クリチバ総領事館で伝達式

 在クリチバ日本国総領事館(池田敏雄総領事)が『平成27年度秋の叙勲伝達・祝賀式』を11日、総領事公邸で執り行なった。
 勝山三夫さん(79、静岡)に旭日双光章が授けられるとともに、同じく被叙勲者である杉澤三郎さん(81)の叙勲祝賀会が開催された(杉澤さんは11月13日、外務省で行われた伝達式に出席し、瑞宝小綬章を授与された)。日系団体代表者や日系議員、家族や友人ら約40人が祝福した。
 池田総領事は祝辞の中で両氏の功績を紹介し、今後の活躍を祈念した。勝山さんはマリンガ文協会長、マリンガ地区日本語学校連合会会長を務め、日系社会の活動を支えてきたことが評価された。
 「苦しい時がありながらも楽しんで日系団体の活動に参加してきた。自分が亡父に続いて勲章を授与されたことは大きな光栄」と父親との思い出を話し、「今日まで自分を支えてきてくれた家族や仲間に感謝し、この栄誉を分かち合いたい」と語った。
 杉澤さんはスギサワ総合病院院長、またパラナ州カトリック総合大学医学部教授として、日系社会の福祉向上と日伯医療交流促進に貢献してきた。
 「パラナ州において50年以上にわたって医療に携わってきた」と振り返り、「これまで自分を支えてくれた家族や友人、また活躍の機会を与えてくれた第二の故郷ブラジルと、日系社会の皆様に感謝の意を表したい」と謝辞を述べた。
 パラナ州120周年記念事業実行委員会の山脇ジョルジ委員長の音頭で乾杯。懇談のカクテルパーティーに移り、和やかな雰囲気のうちに式典は幕を閉じた。