ブラジルにお住まいの日系人、邦人の皆様、明けましておめでとうございます。
皆様すこやかに新春をお迎えのことと存じます。2016年の年頭に当たり、謹んで新年のお慶びを申し上げます。
おかげさまで安倍政権も4年目に入り、これまでの基盤の上に立って、本年は一層飛躍をしていく年にしたいと思います。
これまで3年間、「三本の矢」の政策を進め、日本経済はもはやデフレではないという状況をつくり出すことができました。この土台の上に、私は新たに、「戦後最大のGDP600兆円」、「希望出生率1.8」、「介護離職ゼロ」という「新三本の矢」を、新しい政策として掲げました。
この「新三本の矢」によって、去年より今年はよくなった、来年はもっとよくなるだろう、と思えるような、そういう年にしていきたいと思います。若者も高齢者も、女性も男性も、障害や難病のある方々も、一度失敗を経験した人も、みんなが輝くことのできる、一億総活躍社会を目指していきます。
外交面でも、今年は、G7伊勢志摩サミットの議長国、安保理の非常任理事国入り、日中韓サミットの議長国、初めてアフリカで開催するTICADなど、日本外交が世界をリードしていく年になります。
日ブラジル外交関係樹立120周年を祝賀した昨年は、秋篠宮同妃両殿下のブラジル御訪問をはじめ、日系社会の皆様の御協力も得て、両国の友好親善関係を一層進展させる記念すべき年となりました。今年も、リオデジャネイロ・オリンピック・パラリンピック競技大会を始めとする様々な機会を通じて両国関係を更に強化していきたいと思います。
最後になりますが、本年がブラジルにおられる日系人、在留邦人の皆様にとって良い年となりますよう、心から祈念いたします。