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1ドルが再び4レアル台に=上海市場の株式暴落受け

 今年最初の証券取引日だった4日、中国の株式市場での急落を受ける形で、サンパウロ証券取引所(BM&F Bovespa)で1レアルが4ドル台に上がる事態が起こった。4日付G1サイトが報じている。
 4日、上海株式市場全体の値動きを示す上海総合指数は前年末比で6・86%暴落し、3296・26を記録した。これは、中国製造業購買担当者景況指数(PMI)が予想を大きく下回ったことを受けたものだ。
 4日の上海市場は予定より1時間30分早く終えた。それは今年から、7%以上の急な暴落をみた場合、それ以上の悪化を防ぐために市場を閉じることができる「サーキット・ブレーカー」を採用したためだ。
 12月30日は1ドル=3・94レアルで終えたブラジルでの為替は、一連の動きを受け、取引開始早々の午前9時9分に4・0267レアルとなり、14時59分には2・93%増の4・0637レアルを記録した。
 ドル価は15年に昂進し、同年1月は1ドル=2・60レアル台だったところが、9月23日には過去最高の4・1461レアルまで高騰。10月30日には3・86レアルまで下がったが、財相交代問題その他で再び上昇していた。