ブラジル修養団連合会(桜井仁会長)主催の聖、パラナ両州6都市を回って行う児童講習会が、8日からサンパウロ州モジで始まっている。7~16歳までが対象で、講師として日本の本部公益財団法人修養団より板倉和也さん(25、愛知)が来伯している。
講習会には各地で100人が集まり、2泊3日の共同生活を通して、お互いの思いやりや感謝の心、同団の「愛と汗」の精神を育むことが目的。
板倉さんは毎年来伯する歴代講師の中でも最年少で、高校時代から同団の活動に参加、11年から職員になった。現在は講師研修生として講師を目指し精進中だという。
ブラジルの子ども達に対して、「元気な子が多いと聞いているが礼儀を重んじたメリハリのある行動、また親や食べ物に対する感謝の気持ちを伝えたい。日本での講師としての経験はない分、気持ちを強く持って取り組む」と意気込んだ。
桜井会長、蓮沼芙美雄総務は「汚職問題に揺れるブラジル政治経済だが、幼い頃から正しいものの考え方を身につけ、立派な社会人に成長して欲しい」と講習会への期待を話した。
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