9日にサンパウロ市東部に降った大雨の影響で男性2人の死亡が確認された。1人はサンミゲル・パウリスタでのラペナ川の氾濫で、もう1人はイタイン・パウリスタで冠水の水に流された事故だった。これで昨年12月以降、9人が大雨の影響で死亡したことになる。なお、アリカンドゥーヴァ川の氾濫で流されて行方不明となったルーカス・アリソン・ナカモトさん(15)の捜索は、現在も続いている。予報だと、強い雨は今週いっぱい続くと見られている。雨が続くこと自体は水不足の解消のために歓迎すべきことだが、死者を増やさないためにも市の対策が望まれるところだ。
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バスとサンパウロ市地下鉄・CPTMの価格が3・80レアルにされた後、サンパウロ市内の駅やバス内では、おつり用の硬貨不足で困っている。それは10センターボや5センターボの数が少ないためで、利用客が4レアル払った際に20センターボを払うのに苦労しているという。場所によっては、20センターボのおつりの代わりに25センターボ硬貨を払う料金係もいるというが、値上げの際にそのあたりの状況は考慮されなかったのか。
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ジェラウド・アウキミンサンパウロ州知事が16年の給与調整をせず、15年と同額を受け取ることが明らかとなった。その月額は2万1631・05レアルで、マルシオ・フランサ副知事、州の諸々の局長、州議員の給料も同様に据え置かれることとなる。いずれの家も家計が苦しい中、州財政を助けるために増税を行う州も増えているが、公職の高給層が給与調整をしないと聞いて一安心といったところか。