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穀物生産で新記録更新=今年も昨年比0・5%増か

 ブラジル地理統計院(IBGE)が12日、2015年の穀物生産量は2014年を7・7%上回る2億950万トンだったと発表した。IBGEでは、今年の生産量も昨年比0・5%増の2億1070万トンと予想している。
 実際のところ、12日に発表された数字は、11月に発表された予想を74万6千トン下回っているが、それでも生産量は新記録を更新した。
 15年の作付面積は5770万ヘクタールで、5670万ヘクタールだった2014年より1・8%増えたが、11月に発表された予想よりも14・711ヘクタール少なかった。
 生産量の93・1%、作付面積の86・3%は米とトウモロコシ、大豆が占めた。大豆の作付面積は14年比6・1%、トウモロコシは同0・8%増えたが、米の作付面積は8・4%減った。生産量は米が1・1%、大豆が7・3%、トウモロコシが7・3%増えている。
 今年の生産量は、北東部で4・7%、南東部で1・2%、南部で0・8%増と予想され、新記録を更新する見込みだ。
 生産品目毎の予想は、殻付の落花生が最初の収穫で33・5%、アラビカ種のコーヒー(豆)が15・6%、カネフォラ種のコーヒー(豆)が3・3%、フェイジョンが最初の収穫で16・7%、大豆が5・9%、それぞれ増収と見られている。
 ただし、棉やモミ付の米は各々、4・5%と3・4%、トウモロコシの最初の収穫も4・6%の減収が見込まれている。(12日付G1サイトより)