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17日のフロリダ杯でのアトレチコ・ミネイロ対コリンチャンス戦より(Bruno Cantini/Atlético MG)
17日のフロリダ杯でのアトレチコ・ミネイロ対コリンチャンス戦より(Bruno Cantini/Atlético MG)

休みなしのブラジル・サッカー=国際親善のフロリダ杯

 現在アメリカフロリダ州で、サッカートーナメント「フロリダ杯」が開催されており、ブラジルから4チームが参加している。
 ブラジルのサッカーの日程は、20世紀前半から行われており、2月から5月に開かれる州選手権と、1971年から開催され、5月下旬から12月にかけて開かれる全国選手権に大別される。
 それと並行して、毎年各5チーム(年によって6チーム)がリベルタドーレス杯で南米一を争うほか、州選手権の優秀チームが6月から12月にかけてトーナメント形式で争うブラジル杯も開催される。
 ブラジルでは過密日程がかねてから問題視されている。代表チームの試合がある時期も国内のリーグ戦は休みにならず、代表選手を輩出しているチームは不利益を被っている。
 本来休みのはずの1月にも、昨年からフロリダ杯が開催されている。これは、オフとなるチームが、調整と他の国のチームとの親善を兼ねて行う意味合いのものでもあるが、それでも、レギュラー・クラスが2試合を戦うこととなる。
 参加チームも、ブラジルから、アトレチコ・ミネイロ、インテルナシオナル、フルミネンセ、コリンチャンスの四つに、強豪ドイツからシャルケ04、バイエルン・レヴァークーゼン、コロンビアからサンタフェ、ブラジル人選手の多いことで有名なウクライナのシャフタル・ドネツク、アメリカのサッカーのメジャー・リーグのフォート・ローダーデール・ストライカーズの計9チームが参加している。
 試合は1月20日に残り2試合を消化して終了する。9チームもあるのに、総当りでなく、2試合だけというのも不思議な感じがするが、18日現在でトップはシャルケとコリンチャンスを下して2勝したアトレチコ・ミネイロとなっている。