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大耳小耳

 『ブラジル老荘の友』504号が1月に発行された。塾連の書道教室指導者、若松如空さんがブラジル経済を軽妙な一文で解説している。その昔、日系証券会社を創立・経営していただけあって、慧眼鋭く情勢を見通す。中でも、相棒だった赤嶺尚由さんがルーラ政権誕生の2003年に言った言葉を思い出す部分がすごい。赤嶺さんは《若松さん、大変だよ。金を持ったことがない連中が政権を握って、いくらでも使えることを覚えたら、大変なことになる。汚職も蔓延だよ》と見抜いていたとか。ラバ・ジャット作戦の遥か以前から分かる人には分かっていた?! ちなみに同号には《ダンス教室ジルバ踊るジジとババ》(山田富子)のような元気な一句も。
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 日本では風邪を引かなかった耳子だが、ブラジルでは半年に2回のペースでかかっている。おそらくブラジルの菌には耐性がないため、新しい菌に取りつかれる度に熱を出し、体が免疫を作っているようだ。当地では風邪でもマスクをせず、豪快なくしゃみで菌を飛ばしている人をよく見る。風邪でマスクをする習慣がないようだ。ぜひ日系医療企業に市場を開拓してもらい、ブラジルにマスクの日常使用、自宅で体重や血圧測定などの健康維持の習慣を根付かせて欲しいものだ。
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 日本に住むブラジル人の姿を追ったドキュメンタリー『O Outro Lado do Mundo ・軌跡 ~在日ブラジル人の25年~』(全11話、日本語字幕あり)がYoutubeで公開中。日本のポ語雑誌『アウテルナチーバ』を発行する日伯友愛社が制作した。第一話では『ブラジルを知るための55章』(明石書店)の著者アンジェロ・イシ氏も登場(youtu.be/31T3kkvrQyw)。在日ブラジル人を支援する日本人を取材する回もあり、日本に移住した人々の〃今〃を知ることができる。