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思い思いの格好でパレードをする参加者達(Filhos da Foto/Fotos Publicas)
思い思いの格好でパレードをする参加者達(Filhos da Foto/Fotos Publicas)

サンパウロ市で道のカーニバル開幕=真夏の市街を40万余が行進

 1月29~31日の3日間、5日にサンパウロ市で開幕するエスコーラのサンバ・パレードの先駆けとして、「ブロッコ」と呼ばれるサンバグループが市街地をパレードしたと、1日付伯字各紙が報じた。
 サンパウロ市役所の発表では、3日間で63チームがパレードし、集った人出は計41万人だった。
 1月31日は人気の「モノ・ブロッコ」が南部のイビラプエラ公園付近や「アカデミコス・ド・バイショ・アウグスタ」が市内中央部コンソラソン街をパレードしたが、大きな混乱はなかった。
 昨年騒ぎが頻発した西部の(ヴィラ・マダレーナ)VM地区は、大規模ブロッコを近隣に移動させ、小ブロッコに限定したことで平穏が保たれた。
 パレードの終了を午後4時までに早めたことも幸いした。終了時間後も群集は車道に残ったが、昨年のように音響車が残る事はなく、地元ブロッコ副会長のアナスタシオ氏(39)も、警備計画に満足を見せた。
 唯一の混乱は、VM地区で1月30日の未明に軍警が群衆を解散させるためにガス弾を放つ事態になったこと。それ以外に混乱は見られなかったと軍警は発表した。