リオ五輪開催のための諸経費が70億レアルを超えた事と、八つの工事が完成した事が1月29日に発表された。
6カ月毎に更新されるデータによると、同五輪のために投入された工事の経費は、70億7千万レアルに達した。前回発表された額は66億7千万レアルだったから、70億の大台を初めて超えた事になる。これらの経費の60%は民間からの資金で、40%が公的資金だ。
今回の経費増額は一時的な電力供給なども経費の一部として計上されたためで、増額した4億レアルの内2億9千万レアルは、プロジェクトを実行に移す時点で契約が結ばれていなかったものだという。公的資金の割合が前回集計時の36%より増えたのも、本番が近づけば起きると予想されていた事だ。
15年8月21日に行われた前回報告の後、カヌー競技スラロームの会場、マウンテンバイク用の走行路、BMXレースやホッケーの競技場、ゴルフ会場など、八つの施設が完成した。
テニス会場の工事は未だに完成率90%で、本番までには完成する予定だが、残っている工事はウオームアップ用のスペースなど、本戦で使用する会場の外回りの施設なので、万が一、完成が遅れたとしても本番には何も影響しないという。
未完成の施設の一つは自転車競技場だが、当局は「会場にはエアコンも設置されており、コースに入るための設備は全て整っている」とし、「工程は全てコントロールされている」としている。(1月29日付アジェンシア・ブラジルより)