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フレッジ(Rafael Ribeiro/CBF)
フレッジ(Rafael Ribeiro/CBF)

フレッジ=ドーピングで試合出場禁止=リオ五輪には間に合うか?

 サッカーのセレソン、もしくは五輪セレソンへの召集の期待がかけられていたフレッジ(シャフタール・ドネツク、23)が、国際サッカー連盟(FIFA)の裁定で、長期間の試合出場が禁止となり、危機に立たされている。
 フレッジは昨年行われたコパ・アメリカに出場。同大会では指令塔役のオスカール(チェルシー)が欠場したため、本来ボランチでありながらも指令塔役をまかされるなど、五輪セレソンが期待できる若い年齢ながらも素質の高さをうかがわせた。
 だが、大会後に行われたドーピング検査で陽性反応が出、再検査を行っても陽性だったことで、15年12月に、南米サッカー連盟(CONMEBOL)が主催する試合への1年間出場禁止との処分が下された。
 ただ、これはあくまで南米で行われるトーナメントやリーグでの話であり、所属するウクライナでの試合には出場していた。
 だが、FIFAが5日に方針変更を発表し、同選手は、FIFAが管轄する試合全て(親善試合や国内戦、国際戦を含む)への出場禁止となってしまった。
 FIFAが試合出場停止期間と定めたのは、フレッジのドーピングが発覚した15年6月27日から1年間。つまり、それ以降であれば、処分は解け、いずれの試合出場も可能となり、8月に行われるリオ五輪の出場も可能となる。
 だが、五輪の1カ月強前まではいずれの試合にも出場できないというのは、フレッジ本人にも五輪セレソンにも頭の痛い話だ。(5日付グローボ・エスポルテより)