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ラテンアメリカ卓球選手権開催=ブラジル勢強さ見せ付ける

 2月1日から6日まで、プエルトリコの首都サンファンで行われたラテンアメリカ卓球選手権のシングル部門において、ブラジル人選手が多いに活躍した。
 男子ではウーゴ・カルデラーノが3度目の優勝を果たし、エリック・ジョウチが3位につけた。
 女子では1位から3位まで全てをブラジル人が独占した。優勝はブラジル帰化人のリン・グイ・フォイで、2位はカロリーネ・クマハラ、3位にはブルーナ・タカハシとリジア・シルバが入った。
 ウーゴ・カルデラーノは無敗優勝で、決勝でも、準決勝でエリック・ジョウチをセットカウント4―1で下したエクアドルのアルベルト・ミーノに、4―0でストレート勝ちした。
 「決勝はとても良い戦いが出来た。アルベルトは強敵でいつも対戦では苦労する。今大会の試合も拮抗していた。(11ポイント先取のセットで)アルベルトに9ポイントを許し、どちらに転ぶか分からなくなったセットも集中力でものにできた」と振り返った。
 昨年のパン・アメリカン大会で優勝し、今年のリオ五輪出場を決めているウーゴにとって、この大会は五輪本番に勢いを付ける意味で重要だった。「五輪の準備にむけてとても重要な大会だった。簡単にはいかないことは分かっていた。ラテンアメリカのレベルは年々上がっている。優勝できてとてもうれしい」と語る。
 女子の部ではブラジル人選手が圧倒的な強さを見せ付けた。ラテンアメリカでの4強をブラジル人選手が独占したのだ。
 ブラジル人同士の準決勝を制したのはリン・グイ・フォイとカロリーネ・クマハラで、決勝はクマハラに先行されたリン・グイ・フォイが途中で挽回し、セットカウント4―2で制した。
 「長年一緒にトレーニングしていてお互いによく知っている間柄だから難しい対戦だったが、細かい所で私がクマハラの強みを消す戦いをする事ができたから、彼女も少しナーバスになったんだと思う」と語った。(10日付リオ2016公式サイトより)