15日に開幕したテニストーナメント、リオ・オープンに出場するスペイン人選手ラファエル・ナダル(世界ランク5位)が「ジカ熱をさほど恐れていない」と表明したと16日付伯字各紙が報じた。
「主催者、自治体の人たちは最善を尽くしてくれている。だから僕は怖くない。リスクがゼロじゃないって事は分かるけど、またここ、リオに戻ってこられて嬉しいよ」と語った。
ジカ・ウィルスは8月5日~21日、9月7日~18日にかけて行われる五輪やパラリンピックに影を落としている。
不安を口にする人は選手から協会レベルに至るまで多数おり、ナダルと同じスペイン人のメダリストで水泳選手のミレイア・ベルモンテは、大会辞退さえも視野に入れている。
アメリカとケニアは国単位で不参加の可能性も示唆したが、すぐに撤回している。
「率直に言ってここの人たちは普通に暮らしているように見える。ビーチでもレストランでも普通に楽しんでいる。マスコミ批判をするつもりはないけれど、ネガティブなニュースがあると、そればっかりになって、実際より悪い印象を与えちゃうんだ」と、ジウマ大統領が聞いたら泣いて喜びそうな事を言った。
ナダルの初戦は16日、おなじスペイン人で、世界ランク66位のパブロ・カッレーニョ・ブスタが相手だ。
12日には国際五輪委(IOC)のトーマス・バッハ会長がリオ五輪を辞退しようとしている国は一つもないと語った。
リオ五輪組織委は五輪関係のスポーツ施設では毎日、蚊の発生源となるような場所が出来ていないかをチェックしていると報道した。(16日付フォーリャ紙より)
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