日伯文化連盟(アリアンサ)で30年以上、日本語教師を務めた栗原章子さんが先月、『ポルトガル語日本語小辞典』を出版した。教師時代、生徒から「ポケットサイズの簡単な辞書がほしい」との要望があり、かねてから発刊を望んでいたという。
日本語学習者からよく質問された言葉や、デカセギ向けにと、日本の日常生活で使う単語など4130語を収録。日本語はローマ字でも表記してあるが、当地学習者向けにヘボン式ではなくポ語表記を採用した。ポ語校閲は島袋レダさんが担当。
来社した栗原さんは、「日常語彙を網羅しており、知りたい言葉がいつでも引ける。持ち運びにも便利なので日本語学習に活用してほしい」と呼びかけた。
各日系書店で取り扱っている。価格は30レアル。