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今年のサンパウロ・カーニバル、ペロラ・ネグラのパレード(Rafael Neddermeyer/LIGASP)
今年のサンパウロ・カーニバル、ペロラ・ネグラのパレード(Rafael Neddermeyer/LIGASP)

サンパウロ市カーニバル=今年返り咲きのPN=降格から一転、残留へ

 サンパウロ市西部ヴィラ・マダレーナ(VM)区に本拠を置くペロラ・ネグラ(PN)は、今年のサンパウロ市カーニバル1部リーグで参加14チーム中13位に終わり、来年は2部降格のはずだったが、降格を取り消されたと17日付G1サイトが報じた。
 PNは、サンパウロ市西部のVM地区の歴史を称えるパレードを行ったが、当日は出番直前に会場の変圧器が爆発。出発前待機所と通り道の反射器の電気が落ち、パレード開始が40分遅れ、パレード中もいくつかの反射器は作動しなかった。
 PNが会場の電気系統の故障で減点されたとサンパウロ市エスコーラ・デ・サンバ連盟に訴え、訴えが聞き入れられたため、PNは17日、来年も1部リーグ残留と喧伝した。
 PNは電気系統のトラブルが解決しないまま、40分遅れでパレードを開始したが、各々のダンスパートや衣装、山車に趣向を凝らし、観衆を魅了。パレードは制限時間内に無事に終わった。
 打楽器隊の女王は、サンパウロ市カーニバルでは初めての外国人の女王となるアンゴラ人のカルメン・モウロが務めた。音楽の出来も素晴らしく、3千人の参加者は審査結果に大いに期待していたが、電気系統の故障がチームの不手際とされ、得点が伸びなかった。
 これにより来年のサンパウロ市カーニバル1部リーグは15チームで争われる。