15日に始まったテニストーナメントのリオ・オープンで17日、世界ランキング338位の選手が世界ランキング9位の選手を破るという大番狂わせが起きた。世界ランキング300番以下の選手がトップ10の選手を破ったのは2012年以降初だ。
世界中のテニスファンを驚かせたのはブラジル人のチアゴ・モンテイロ(21)で、フランス人のジョー=ウィルフリード・ツォンガ(30)をセットカウント2対1で制した。
モンテイロはセアラ州出身で、ジュニアのランキングでは世界2位になった事もある。2013年にプロに転向し、世界ランキング254位につけたが、ケガに泣き、338位にランキングを落としていた。
リオ・オープンには招待選手として参加。トップ10と戦うチャンスなど滅多にないからと全力を尽くした結果の大金星だった。
モンテイロは試合終了から1時間以上経っても「まだ夢を見ているみたいだ。長年やってきた事の結果だ。試合中はずっと勝てると思っていた」という。
ブラジル人選手がトップクラスの選手を破った例は、2012年にモンテカルロで開かれたマスターズ1000でのトマス・ベルッシ対ダビド・フェレール。世界ランキング300番以下の選手がトップ10に勝った例も2012年で、388位だったフランス人のアウバノ・オリヴェッティが、8位だった米国人のマーディ・フィッシュを破るという大番狂わせを演じた。
モンテイロの次の対戦相手は、世界ランキング34位でウルグアイ人のパブロ・クエヴァスだ。(18日付フォーリャ紙ならびにフォトス・プブリカスより)