ブラジル広島文化センター(平崎靖之会長)が今月14日午前、サンパウロ市内の同センターで定期総会を行なった。会員家族約100人が出席した。
平崎会長は冒頭挨拶で「昨年から広島系企業家へ、会員となり積極的に運営にかかわるようすすめている。そうすることで新しい運営方針を見出し今後の発展につなぎたい」と報告した。
サンパウロ州奥地のアラサツーバ支部から、元山光男元支部長(前アラサツーバ文協会長)はじめとする7人の会員も出席。新会員となったポンペイア市西村技術財団の西村ジロウ代表も紹介された。
昨年度は収入40万7千レアル、支出100万5千レで59万8千レの赤字。創立60周年記念行事、ビル改修工事や記念誌編纂など大幅な出費による。今年度予算は収入74万2千レ、支出76万8千レとしている。また施設の利用増や収入増、若者交流の活発化を目的に、サイト開設費が支出に計上された。
その他議題では、アラサツーバ支部から神楽公演の要請があった。最後に記念撮影が行われ会員の団結とカープ、サンフレッチェ両チームの優勝祈願を行なった。
総会後始まった新年会では同県出身の中前隆博在聖総領事も参加。「昨年着任してから、広島文化センター心強い支援をいただき感謝している」とあいさつ。ライムンド弁当から取り寄せた料理と、養殖家・鴻池龍朗さんによるピラルクの刺身を楽しみ、新年を祝いつつ親睦を深めた。