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刺青師が動物愛護キャンペーン=売上を犬や猫の収容施設に寄付

 サンパウロ州ソロカバ市のナナ・ベラさんが現在、第3回目となる動物愛護の刺青キャンペーンを行っている。
 フェイスブック(FB)に掲載したカタログにある4センチまでの小さな刺青25種類を対象とし、代金の70レアルを、近所にある「アモール・アニマル・ソロカバ」という犬や猫の収容施設に寄付するというもので、趣旨に賛同した人達がFBなどで予約を入れてくるという。
 ナナさんはFBがきっかけでこの収容施設の事を知り、自分のスタジオに近いのに気づいてからは、餌や予防接種用のワクチンを購入するためのお金を寄付するようになった。
 だが、現金で寄付するよりも、そのお金で刺青用の機材を買い、刺青を施した代金を寄付する方が、より多くの金額を寄付できる事に気づき、昨年11月と今年の1月にキャンペーンを実施。今回は第3回目のキャンペーンとなる。
 ナナさんは女性だけを対象に刺青を行っており、FBに掲載したカタログ用には、猫や犬、天使、鳥など、25種類の絵柄を選んだ。絵が小さいため、作業は一つ20分程度で完了するが、今回のキャンペーンでは、15人分の予約を受け付けたが、来なかった人もおり、9人分の刺青しか施していないという。
 ナナさんの顧客で、動物が大好きというタチアネ・クリスチーネ・ポルタさんは、キャンペーンの趣旨に大いに賛同。カトリック信者でもある彼女は、1回目は信仰を意味する言葉、今回は天使の絵の刺青を入れてもらった。
 キャンペーンの趣旨に賛同し、刺青を施すために予約を入れたい人や収容施設の事をもっと知りたいという人は、FBでAmor Animal Sorocabaにアクセスするか、amoranimalsorocaba@gmail.comにEメールを送ると対応してくれるという。(25日付G1サイトより)