スペイン人のウーゴ・フェラーラ・トルモさん(27)が昨年12月20日を最後にバイーア州シャパーダ・ジアマンチーナ公園で消息を絶ったとして、母親のイサベル・マリーア・トルモさんらが来伯、息子の捜索を呼びかけ、悲壮な訴えを行った。
「ブラジル人の皆さんやシャパーダ・ジアマンチーナ国立公園を訪れた皆さん。息子を見かけたら、家族が心配して探していると伝えてください」とマリーアさんはTVカメラの前で呼びかけた。
ウーゴさんが最後に目撃されたのは、シャパーダ・ジアマンチーナ国立公園内にある、カポン・バレーに向かうトレッキング・ルートだった。
「ウーゴはレンソイス市まで行くつもりでトレッキングを始めたが、その後連絡が途絶え、レンソイス市にも着いてない。消防士、軍警、軍兵士も捜索してくれたが何の手がかりもない。私は彼を見つけるまでブラジルに残る」とウーゴさんの姉妹のパウラさんは語った。
バイーア州に派遣された国際刑事警察機構(インターポール)職員によると、地元消防隊がウーゴさんの捜索に当たったが、未だに手がかりはない。2月からは空軍特別編成部隊のヘリも捜索に加わっている。
ウーゴさんが行方不明になったことは、2月4日に連邦警察が公表した。連邦警察によると、ウーゴさんはシャパーダ・ジアマンチーナ国立公園があるセアブラ市に到着して以来、家族と連絡を取っていない。
ウーゴさんの家族によれば、ウーゴさんはセアブラ市から70キロ離れたレンソイス市に向かう予定だったが、これほど長い間家族と連絡を絶った事は今までなかったという。
同州市警はセアブラ市内に捜査本部を設けて、捜索を行っている。(2日付G1サイトより)
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