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12日夜にリオ市で降った大雨で流された自動車(Fernando Frazao/Agencia Brasil)
12日夜にリオ市で降った大雨で流された自動車(Fernando Frazao/Agencia Brasil)

リオ市を集中豪雨が襲う=感電土砂崩れ等で5人死亡

 12日夜にリオ市で降った強い雨は市内各所で土砂崩れや倒木、冠水、浸水を引き起こし、5人の死者を出したと13、14日付伯字各紙、サイトが報じた。
 12日夜にはリオ市内中央部パッセイオ街で、エジソン・コンセイソンさん(39)が浸水で出来た大きな水溜りで感電した。コンセイソンさんはソウザ・アギアール病院に搬送されたが、13日未明に亡くなった。
 市内南部のファヴェーラ、ロッシーニャでは13日朝、12日夜行方不明になったカルロス・シルヴァさん(58)が遺体で発見された。
 同市南部シャカラ・ド・セウでは12日に落石が起き、家屋を直撃して2人が死亡。1人は倒壊現場、もう1人は近くの用水路で遺体が発見された。1人はルシアーノ・モデストさん(38)と判ったが、もう1人は〃ライト〃という渾名しか判っていない。
 北部のロッシャ・ミランダでも13日朝、12日夜から行方不明となっていたルイス・カルロス・カンシオさんが、遺体となって発見された。
 市内で冠水が頻発した事で批判を受けたエドゥアルド・パエスリオ市長(民主運動党・PMDB)は、「(これまでの自分の治水政策のおかげで)状況は改善したが、まだ治水システム全体が完成するのに時間が必要」と語った。
 今週も同市では更なる降雨が予想され、15日から17日にかけては、12日のような局地的な大雨がいつ起きても不思議ではないという。