ここに来て現実味を増して話題を呼んでいる、ルーラ前大統領の閣僚入りの噂。その目的が、「国のため」ではなく「逮捕を避けるため」というのは、国民の心情を考慮したとは到底思えない行為だ。とりわけ13日に、ブラジル史上に残る最大規模の反政府デモを受けた直後であることを考えれば、実現の暁にはさらなる混乱は必至ではないか。ネット上では、ルーラ氏が1988年頃に言った「この国では貧乏人は犯罪をおかせば刑務所行きだが、金持ちがそれをやれば大統領になれる」と語った言葉が注目を浴びてもいる。ブラジル民の反応も含めて、結論が出るまで目が離せない事態だ。
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サンパウロ市でのデング熱罹患者が、この2週間で約2倍に膨れ上がっていることが明らかとなった。1月30日現在の罹患者は1076人だったが、それが2月13日には一気に84・3%もアップして1983人となっている。2015年は1年通じて確認された罹患者が2280人だったので、もしかしたら今頃は既に昨年の数を上回っているのかもしれない。最も発生率の高いラジェアードなど、極東部での発生が目立っている。3日までにジカ熱は8人、チクングニア熱は25人の罹患が確認されている。
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今日16日はサッカーのリベルタドーレス杯の試合があり、コリンチャンスは本拠地イタケラでセロ・ポルテーニョ(パラグアイ)、サンパウロは敵地ベネズエラでトルヒジャノスと対戦する。また、17日はパルメイラスが、敵地ウルグアイでナシオナルと対戦。混乱の時期はサッカーなどで気を紛らわせたい。
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