ルーラ氏の官房長官就任問題を巡り、先週末のマニフェスタソン以上に騒然とした今週末、ダッタフォーリャの最新データが発表された。それによると、国民の68%がジウマ大統領の罷免を支持しており、大統領は辞任すべきだと考える人も65%に増えた。罷免支持率は、コーロル元大統領の罷免審議の1カ月前に当たる92年9月に記録した75%に迫って来ている。罷免対策が功を奏し、昨年12月から落ち着いていたジウマ政権への不支持率も、69%までぶり返している。さらに、ルーラ氏の閣僚入りでジウマ氏がとった行動は、国民の73%が「悪かった」との判断を下している。
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一方、ルーラ氏に関しては、「閣僚入りしたのは逮捕を免れる公職特権獲得のため」と答えた人が68%で、「政治を良くするため」の19%を大きく上回った。「その両方」の7%を含め、75%の人が「罪逃れ」と見ている。ルーラ氏に対する拒絶率は57%で、同調査での歴代の政治家の拒絶率で最高となった。モロ判事が進めた、連邦警察による4日のルーラ氏の事情聴取も82%が「妥当」とした。
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ダッファフォーリャが行った18年大統領選のシミュレーションで、マリーナ・シウヴァ、アエシオ・ネーヴェス、ルーラの3氏が争った場合、マリーナ・シウヴァ氏が21%でトップに立った。これまで1位だったアエシオ氏は、デウシジオ上議が収賄疑惑をほのめかしたことで19%に低下。ルーラ氏は17%で3位。PSDBの候補がアウキミンサンパウロ州知事やジョゼ・セーラ上議だと、ルーラ氏が2位だ。
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