21日夜、サンパウロ市西部ペルジゼスにあるカトリック総合大学(PUC)で、ジウマ大統領の罷免賛成派と反対派が激突して乱闘となり、構内に投入された軍警は、事態収拾のためにゴム弾やからしスプレーも使うことを余儀なくされたという。この日は当初、罷免賛成派のマニフェスタソンが行われることになっていて、250人ほどの学生が街宣カーなどを使って行進していたが、反対派が徐々に到着。終わり頃には反対派が賛成派を上回って、激しい対立を引き起こした。まさにキャンパスが二分されて騒然となったことを象徴するように、校舎には、反対派が投影機を使って映し出した「クーデターは起こさせない」の文字が躍っていた。
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21日未明、サンパウロ州ソロカバにあるコメンダドール・ペレイラ・イナーシオ大通り沿いにある木の下に、女の赤ちゃんが置き去りにされていたのが発見され、通報を受けた軍警が無事に保護した。目撃者の話によると、現場近くで赤ちゃんの泣く声が聞こえたので近づいてみると、布にくるまれた赤ちゃんが手足を動かしていたという。赤ちゃんは生後2日程度で、まだへその緒がついている。救急病院に連れていかれた赤ちゃんの経過は順調だが、親はまだ名乗り出てないという。
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サンパウロ市西部ブタンタンのフランシスコ・モラット大通り3200~3800番台の歩道は、ここ2年ほど通行不能で、住人からの苦情が殺到している。ここは地下鉄4号線ヴィラ・ソニア駅の予定地だが、工事が遅れ、昨年7月に契約解消となった。サンパウロ州政府は、下半期には工事再開というが。
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