日本政府が英、米、伯3カ国に開設するジャパンハウスの公式サイトが25日から公開された。概要や関係者のインタビューなどが閲覧できる。白黒が基調のすっきりしたデザインが特徴で、トップページには畳に障子という和室の画像が。「ザ・ニッポン」というイメージを連想させるが、現在は日本語だけ。いずれ英ポ語も追加されるのだろうか。仕様書には年間200万ページビューという数値目標もあるので、このサイト自体も、抜かりなく集客に努めたいところ。
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日伯農村文化振興会(責任者・永田久)の『のうそん』第276号が3月1日に発行された。伊藤久敏さんの随筆「私の町パラガス・パウリスタ」では、米国の排日感情に嫌気が指して当地に転住した人らが作った文化植民地の話も。《三百家族に余る日系集団地ですから、カマラーダまでが方言の日本語を話す位であった》とか。田口さくおさんの「思い出を温めて・・望郷」では故郷への想いを詠んだ和歌、映画、詩を紹介し、最後に自作の「移り来て偲ぶ故郷喜寿近し春の夜空に父母の星見る」で締めくくっている。その他、小説も2本と読みどころたくさん。