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両大学の関係者ら
両大学の関係者ら

日本語教育の普及へ=東京外大がリオに拠点

 東京外国語大学(立石博高学長)はリオデジャネイロ州立大学(ルイ・ガルシア・マルケス学長)に日本語教育・日本研究拠点「グローバル・ジャパン・オフィス」を設置することを決定、先月18日に同大学にて開所式を挙行した。両大学長、山元毅在リオ総領事らが出席。
 「日本から世界への発信力の強化」「大学グローバル化支援」を目的としたプロジェクトの一環で、東京外語大は主要な国外協定校に拠点を設置している。
 これまでにヤンゴン大学(ミャンマー)、上海外国語大学(中国)など8拠点に同オフィスを設置。10年後には世界38拠点を開設予定だという。
 リオ州立大は同市の中心部に位置する総合大学で、東京外語大とは2000年に大学間の交流に関わる協定を結び、16年間の交流の歴史がある。30数人の学生がリオ州立大で学び、04年には日本語学科が創設された。
 またリオ州立大から東京外語大へも、10数人の学生が留学している。今年度から、リオ州立大付属高校の4人の学生が東京外語大に進学する予定。
 今後は学部だけでなく大学院教育においても連携を進めながら、ブラジル、特にリオ州における日本語教育の普及に協力する。日本紹介や交流イベントを行ない、日伯友好を促進する計画。