3月31日、14年3月22日にサンパウロ市セントロの娼館で起きた、タクシー運転手アルヴァロ・ペドローゾさんのバラバラ殺害をめぐる裁判が行われた。犯行を行った3人の内、娼館経営者のマルレーネ・ゴメス被告に対しては、殺人と死体隠蔽の容疑で19年10カ月の実刑判決が言い渡された。フランシスカ・アウリレーネ・コレイラ・ダ・シウヴァ、マルシア・マリア・デ・オリヴェイラ両被告は、死体隠蔽を手伝った罪で1年の禁固刑となった。この事件は、アルヴァロさんに個人的な恨みを抱くマルレーネ被告が計画。酒に酔わせた後に殺害し、遺体切断後は3人でセー広場などに放置した。
◎
元セアラー州知事で元教育相のシジ・ゴメス氏が1日、ミシェル・テメル副大統領に対する罷免請求を下院に対して行った。シジ氏は教育相だった昨年3月、「下院には汚い連中が300~400人いる」と発言し、下院倫理委員会に召喚されたが、エドゥアルド・クーニャ議長と激しく口論、同議長とテメル副大統領のPMDBを「大臣職ばかり欲しがり政府を困らす」「連立与党なのに政府案を議会で阻む」と批判し、就任3カ月足らずで辞任している。
◎
3月31日のサッカーのサンパウロ州選手権、負け続きだったパルメイラスは、パカエンブー・スタジアムでの対リオ・クラーロ戦を、10代のストライカー、ガブリエル・ジェスースの得点などで3―0で制し、南米一監督でもあるクカ氏にようやく初勝利をプレゼントした。明日3日はいよいよ対コリンチャンス戦。独走を止めることは出来るか。