リオ市北部ファゼンダ・ボタフォゴ区オマール・フォントウラ街の団地で5日未明にガス爆発が起き、子供1人を含む5人が死亡、9人が負傷と5日付伯字各紙電子版が報じた。
事故が発生した団地は86棟(5階建て)で構成され、全体で1万7千人が住んでいる。被害を受けた38号棟では、40あるアパート中、複数の家屋が破壊された。
近隣住民によると、ガスの臭いは既に昨年から感じられていたという。別の住民は消防士に、ガス会社の職員が配管を調べたが「何もないと言って帰った」と明かした。
現場にはイラジャー、リカルド・デ・アルブケルケ、カンピーニョ、パラーダ・デ・ルーカスグアダルペの消防隊が駆けつけ、消火・救出作業に当たった。爆発は1階部分で起きたとされ、ドアや窓ガラスが外れた家屋も1階部分に集中している。原因は調査中だ。
現場を立ち入り禁止にして調査を行った防災局職員によると、事故が発生した建物は、基礎の部分にも損害が及び、崩壊の危機が懸念された。だが、防災局副局長のマルシオ・モッタ氏は午前7時15分、6世帯分は床や基礎のブロックが沈んだりしたが、即時倒壊の危険はないと認めた。
38号棟は防災局の調査の間は隔離され、住民達は市が提供したホテルに滞在する事になる。
死者5人の内3人は即死、2人は病院搬送中に亡くなった。負傷者は近隣の病院に搬送された。
ガス会社のセギ・ガス・ナトゥラル・フェノーサ社(2011年より、旧リオ州ガス会社・CEG)は、既に調査員を事故現場に派遣し、団地一帯へのガス供給を停止した。爆発の原因は未だ不明で、朝の時点の文書では、現時点の情報は全て時期尚早だとした。