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リオ西部=五輪会場近くで発砲事件=子供を学校に送った親が犠牲

 6日正午頃、8月5日開幕のリオ五輪メイン会場にも程近い、リオ市西部バーラ・ダ・チジュッカ区のリノ・レヴィ街に駐車中の車内で、ミゲル・アンジェロ・サントス・ジャコビさん(57)が射殺されたと同日G1サイトが報じた。
 居合わせた証人達は、多くの銃声を聞いて、犯人が逃走する音を聞いたと語っている。事件は聖アゴスチーニョ校とアルベルト・アインシュタイン校の前で発生した。
 車の中には亡くなったミゲル・アンジェロさんと共に、ジョアナ・ダルク・バチスタさん(40)もいた。バチスタさんは被弾したものの、命を取りとめた。バチスタさんは赤ちゃんの世話をしていたという。
 犯人はリュックを背負った男性1人と思われている。発砲は、人の出入りの激しい時間帯に起こった。犯人は徒歩で現場に到着し、逃げたと推定されている。
 聖アゴスチーニョ校の匿名教師によると、発砲は正午頃に起きており、「事件当時私は授業をしていた。銃声はまるで機関銃のようだった。子供たちはとても怖がっていた」という。
 子供達は事件直後、校舎に走って戻り、両親の保護の元に徐々に下校した。