国税庁より2016年確定申告用アプリがリリースされました。
リリースされたばかりの今年度のアプリケーション(フォーム)は、納税者にとってとても使いやすくなりました。
前年よりも多くの申告済みデータをインポートすることができるようになり、配偶者の収入についても通知する必要がなくなりました。
国税庁から、2月25日午前8時にインターネット上でリリースされた個人所得税2016年のフォームは、若干変更がありました。前年度の申告からインポートできる情報が増加しました。 例えば、2016年の前年から金融及び株式投資やプロフィットシェアリングに関わる累積利益の納税者番号CPFがインポートされるようになりました。
国税庁が配偶者の収入データへのアクセスが可能になったことから納税者は、配偶者の収入についての詳細を通知することが不要になりました。 昨年度までは給与以外の収入は全て「賃料・その他」の欄に申告されていましたが2016年のアプリでは、納税者が月々(毎月)の賃料収入を申告できるよう新しい欄を設けました。
2016年の申告では、国税庁が納税者のデータ内容のクロスチェックを行うために医療費、弁護士料及びその他のサービスプロバイダーの欄を設け、各職業登録番号も通知する必要が出てきました。
その他、クライアント及び患者から得られた収入についても毎月通知する欄も設けました。
財務省検査局は、今回からは14歳以上の扶養家族のCPF番号も申告書に含めることも決定しました。前年度までは、16歳以上の扶養家族についてのみ必須となっていました。(”transmitir declaracao”)のオプションを「申告書提出」(”Entregar declaracao”)に変更しました。
送信前のステップは前と変わりなく継続し、新設されたボタンが「ペンディングのチェック」verificar as pendencias、「保存する」fazer a gravacaoと「申告書提出」transmitir a declaracaoの3つの機能を実行することになります。
【問い合わせ連絡先=カロリーナ坂間、carolina.sakama@br.pwc.com▼日本語可】(この記事は、ブラジルにおける法令等の改正動向等をお知らせするため発行されたものであり、一般情報の提供を主たる目的としていますので、個別ケースに対する専門的アドバイスとして、ご利用頂けない場合がございますのであらかじめご了承下さい)