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インターネット=接続家庭が過半数超える=携帯でアクセスが最多に

 14年の全国家庭サンプル調査(Pnad)によると、インターネット接続を行っている家庭は54・9%に達し、接続手段には携帯電話が多用されていると6日付各紙サイトや7日付エスタード紙などが報じた。
 地理統計院(IBGE)が6日に発表したもので、インターネット接続を行っている家庭は、13年の48%より6・9%ポイント増えた。また、の接続手段は、携帯電話80・4%(2960万世帯)、コンピューター76・6%(2820万世帯)、タブレット端末21・9%(810万世帯)、テレビ4・9%(180万世帯)、その他0・9%(30万世帯)となっている。
 携帯電話によるアクセスは13年の53・6%より急増し、コンピューターによる接続は88・4%から急減した。携帯電話でのアクセスがコンピューターでの利用を上回ったのは初めてだ。
 インターネット接続にテレビを使う家庭は116%増え、販売促進のために減税措置まで採られたスマートフォン(携帯電話)の76・8%を上回った。タブレット端末を所有する家庭は5・7%ポイント増の16・5%(1110万世帯)に止まったが、インターネット接続に使う家庭は50・4%増えた。
 インターネット接続は携帯電話でと答えた家庭が最も多かったのは北伯で、92・5%だった。これは、インターネット接続用の環境整備が遅れているためだ。
 大容量の情報を高速で送受信できるブロードバンド(バンダ・ラルガ)利用家庭はインターネット接続家庭の99・2%に上った(内訳は固定型71・9%、携帯型62・8%。
 家族一人当たりの収入が最低賃金の4分の1の家庭でのインターネット接続は28・8%のみだが、最低賃金の10倍以上の収入がある家庭は91・5%がインターネットを利用していた。