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ジウマ罷免審議=連邦議会前にフェンス登場=賛成派と反対派が真っ二つ

二つに分断された議会前の広場(José Cruz/Agência Brasil)

二つに分断された議会前の広場(José Cruz/Agência Brasil)

 10日、今週末の下院本会議でのジウマ大統領罷免審議での国民の混乱と衝突を予防すべく、連邦議会前に長いフェンスが設置された。11日付伯字紙が報じている。
 下院での罷免審議は15日から始まり、17日に投票の見込みだ。その頃は、大統領府や連邦議会前での抗議活動が、反ジウマ派、親ジウマ派ともに激しくなり、最悪の場合は両者の乱闘にも発展しかねない。
 ブラジリアのパプーダ刑務所の囚人たちが10日に設置したフェンスは、高さ2メートル、全長80メートルで、三権広場を2分している。
 連邦議会前には、反、親ジウマ両派がキャンプを張り始めているが、広場は既にフェンスで2分されており、軍警がバスターミナル前で両者を振り分ける。フェンスの両側には軍警や軍兵士ら4千人を配備し、議会前などで両者が鉢合わせないようにする意向だ。