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在来種8500本を植林=森林友の協会らが植樹祭

八木農場での植樹に励む小中学生ら

八木農場での植樹に励む小中学生ら

 【パラー州ベレン発】アマゾン森林友の協会(ASFLORA、佐藤卓司代表)、大阪市の非営利組織「地球村」、三菱商事株式会社が、ベネビーデス市の八木農場(八木ローザひろこ農場主)において、先月30日午前、植樹祭を行なった。
 州立ドン・マリオ・デ・ミランダ中学校の児童40人、市立エルデス・フィアーリョ・ヂアス小学校の児童20人とその父兄、八木農場やASFLORAのメンバーなど、130人が参加。
 佐藤代表と同会役員ほか、三菱商事の松原さおりさん、熊本カミラさん、在ベレン領事々務所の成塚純副領事(所長代行)など、多数の関係者や来賓も集まった。
 この植樹計画は有機質が全面に施された八木農場の3区画(約0・3ヘクタール)に、57種ほどの在来種の苗木8500本を、混植および密植するというもの(通称・宮脇方式)。
 植え付け後、1年間は除草や植穴に水が溜まらないようにするなどの管理を行う。その後は自然の競合に任せておけば、人の手を必要とせずに、土地に合った森の再生が素早く実現する。
 昨年植えた苗木は1メートル以上に伸びていた。この方式による植樹は、1992年より毎年継続して行われている。(パラー州通信員 下小薗昭仁)