聖州工業連盟前の大画面では連邦議会の生中継が流され、票の行方に一喜一憂する大観衆が見られた 大統領罷免請求 特別写真グラフ=歴史に残る下院議会の決断=国民も街頭に出て後押し=P大通りに溢れる罷免支持者 2016年4月19日 首都ブラジリアの下院議会では17日午後2時から審議が始まり、投票は午後6時頃から、終わったのは午後11時過ぎだった。500人余りが一人10秒ずつ演説して「Sim」か「Nao」かを明らかにしていった。その間、サンパウロ市パウリスタ大通りでは延べ25万人もの罷免支持派が集まり、固唾を呑んで成り行きを見守った。 プレッシャーを恐れて、直前まで絶対に自分の票を明らかにしなかったチリリッカ下議だが結局、罷免賛成に入れた(Foto: Nilson Bastian/Camara dos Deputados) 〃運命の一票〃――偶然、罷免賛成342票目となったブルーノ・アラウージョ下議(PSDB―PE)は感激しながら「Sim!」(Foto: Nilson Bastian/Camara dos Deputados) 罷免請求に必要だった342票を大きく上回って、賛成に367票が入った。反対に137票、棄権が7票(Foto: Antonio Augusto/Camara dos Deputados) 今回も巨大風船。胸に「ペトロロンの母」と書かれたジウマ大統領と囚人服姿のルーラ前大統領 地下鉄トリアノンMASPの中が抗議行動参加者で一杯に MASPの下では、ルーラを逮捕する〃ジャポネース・ダ・フェデラル〃石井ニュートン捜査官の絵を壁に書く若者も 心配そうに大画面を見つめる人々 司法界を代表する2大ヒーローがペナント(縦旗)になって堂堂と行進。左端がラヴァ・ジャット作戦を指揮するセルジオ・モーロ判事、右端がメンサロン裁判で大活躍したジョアキン・バルボーザ最高裁長官(当時)。その間に囚人服をきたジウマとルーラ MASP前。「PTの成果(Frutos)」という木のオブジェの周りには「メルダ(クソ)」がたくさん… 写真ニュース 2016-04-19 Nikkey Shimbun