労働者党(PT)リオ支部は18日、10月のリオ市長選では、現職のエドゥアルド・パエス市長(民主運動党・PMDB)が推す後継候補のペドロ・パウロ氏を支持しないと発表した。19日付伯字紙が報じている。
PTリオ支部のワシントン・クアクアー支部長によれば、リオ市長選では、ペドロ・パウロ氏ではなく、リオ選出下議のジャンジーラ・フェガーリ氏(ブラジル共産党・PCdoB)を支持することにしたという。
事の発端は、17日に下院で行われたジウマ大統領罷免投票のため、PMDBリオ支部から、ペドロ・パウロ氏と、前リオ州知事のセルジオ・カブラル氏の息子のマルコ・アントニオ氏の2人が、共にリオ州政府での役職を休職し、一時的に下議に復帰した上、「罷免賛成」に票を投じたことにあった。
PTとしては、マルコ氏が賛成に票を投じることは、14年の州知事選でPTが、父セルジオ氏の推すフェルナンド・ペゾン氏(現知事)の対抗でリンドベルグ・ファリアス上議をぶつけたことへの不満があるとされていたために予想できていたが、ペドロ・パウロ氏に関しては全くの予想外だったという。
PTリオ支部は18日、現パエス・リオ市政で経済開発局長を務めているファビアーノ・オルタ氏を同日中に辞任させることも同時発表した。