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確定申告締め切りは29日=昨年不要だった人も要注意

 今年の確定申告の締め切りは29日午後11時59分で例年より1日早いが、19日午後5時までに申告を済ませた人は半数にも達していないと20日付グローボ局ニュースが報じた。
 15年の課税所得が2万8123・91レ以上の給与所得者や、非課税所得が4万レを超える人、15年末日現在の資産が30万レ以上の人、農業収益が14万619・99レ以上の人、住居を売ったが資産売却分は免税措置を受けた人、15年にブラジルに住み始めた人などは、ぎりぎりにならないうちに申告した方がよい。
 今年の申告では扶養家族の納税番号申告義務が14歳以上に拡大しており、記入事項に漏れがないか、確認が必要だ。扶養家族の控除額上限は2275・08レで、扶養家族にも収入がある場合はその分を加算して申告する必要がある。教育費の控除は3561・50レが上限だ。
 民間企業と社会保障関係の契約を結んでいる人は課税所得の12%までが控除できる。医療費や保健プランの経費、社会保障費の積立分、離婚その他の理由で生じた養育費は全額控除が可能だ。
 65歳以上の年金生活者は月額1787・77レまで、家庭内労働者の雇用主は社会保障費の負担分として1182・20レまでが非課税だ。
 会計学などを教えている大学では、食料品の寄付程度で申告を手伝ってくれるところもある。申告用の書式は簡易型と詳細な記載が可能なものの2種類があるが、20%の割引がある簡易型の申告書式は課税収入が1万6745・34レまでの人に限られている。