観光省が25日、2015年にブラジルを訪れた観光客は630万5838人で、W杯もあって642万9852が訪問した2014年より1・9%減ったと発表した。
ブラジルを訪れた観光客の内、33%にあたる207万9千人はアルゼンチン人で、アメリカ人の57万5千人(9%)とチリ人の30万6千人(4・8%)がそれに続く。4位はパラグアイ人30万1千人、5位はウルグアイ人26万7千人で、南米からの観光客は全体の54%に上る。
6位以下10位までは欧州からの客が占め、フランス36万1千人、ドイツ22万4千人、イタリア20万2千人、イギリス18万9千人、ポルトガル16万2千人となっている。
観光省では、15年の観光客の数は14年より少ないものの、581万3342人が訪れた2013年より8・5%増えており、観光客の増加傾向は続いていると判断している。
観光客が最初に足を踏み入れるのはサンパウロ州が最も多く、224万8917人が同州に降り立った。この数字は14年より1・3%増えている。
2番目はリオデジャネイロ州で、3番目はリオ・グランデ・ド・スル州だ。リオ・グランデ・ド・スル州は隣国と国境を接しているせいもあり、陸路で訪れる観光客の89%は同州に最初に足を踏み入れている。
アレッサンドロ・テイシェイラ観光相は、「今年はリオデジャネイロでのオリンピックやパラリンピックがあるし、5月3日からはブラジリアを皮切りに聖火リレーも始まるから、国内外の観光客が更に増える」との見解を明らかにした。(25日付G1サイトより)
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