地理統計院(IBGE)が27日、2010年の国勢調査を分析した結果、ブラジルで最も一般的な名前はマリアとジョゼだが、俳優のカウアン・レイモンドにちなむカウアンという名前が約40倍に増えたと同日付G1サイトなどが報じた。
IBGEによると、国内には13万348の名前があり、少なくとも1170万人のマリアさんと、570万人のジョゼさんがいるという。
2000年の調査と比べると、ロナウドとロマリオは67%と91%減ったが、アルゼンチンのサッカー選手ファン・ロマン・リケルメにちなんだリケルメ(Riquelme)は、1990年代と比べて約70倍に増加。Rikelmeだと約100倍に増えて、男性の名前の伸び率で1位と2位を占めた。
また、カウアン(Caua)は3924%、Kaua、Kauam、Cauam、Kauanという綴りも含めれば、更に数が増えている。
マリアに次ぐ女性の名前はアナで、3番手はフランシスカ(1950年代)、マルシア(60年代)、アドリアナ(70年代)、ジュリアナ(80年代)、ジェッシカ(90年代)、ヴィトリア(2000年代)となっている。
男性は1980年代まではジョゼとアントニオが1、2位を占めたが、90年代はルーカスが1位でジョゼが2位。2000年代はジョアンが1位でガブリエルが2位となった。60年代と90年代の3位はジョアン、70~80年代と2000年代の3位はルーカスだった。