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 フェルナンド・ハダジサンパウロ市長は、サンパウロ市議会が5月3日までに〃Uber法案〃(29日付本面3段記事参照)を採決しなかった場合、行政命令を出す可能性を示唆した。同法案に反対するタクシー運転手ら5千人がサンパウロ市議会を取り囲んだ27日、反対派の市会議員たちがその日の採決を無期延期させたが、ハダジ市長は同法案の早期成立を願っている。市長はタクシー配車サービス会社に対し認可証を販売し、財政を潤し、運行台数を管理できると考えている。
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 5月1日(日)は世界労働者の日(メーデー)で、各労組が開催する集会やイベントには、様々な歌手やアーチストが招かれる。労組中央機関(CUT)が午前10時からサンパウロ市中央のヴァーレ・ド・アニャンガバウーで開く集会は、〃民主主義と権利〃がテーマで、ベッチ・カルヴァーリョ、マルチーニョ・ダ・ヴィラ、デトナウタス、シコ・セーザル、ルアーナ・アンセンなどがショーを行う。このイベントにはルーラ前大統領の出席が予定され、ジウマ大統領も招かれているが、出席は未定との事。
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 南米ナンバーワンクラブを決めるリベルタドーレス杯も、今週より決勝トーナメントに入った。ブラジルから16強に残ったチームは、コリンチャンスとアトレチコ・ミネイロが共に敵地で0対0引き分け、まずまずのスタート。グレミオは地元0対1と痛い敗戦、サンパウロは地元で4対0の大勝と明暗が分かれた。サンパウロ州選手権で散々だったサンパウロFCは、ずっと重要度の高いこの大会での8強進出が濃厚と、〃天国と地獄〃を地で行く展開に。