サンパウロ州立校の生徒らが占拠=CPSやEtec2校で=食事提供や教育の充実求め
サンパウロ市ルス区にある、サンパウロ州立技術専門校(一部は普通科併設、Etec)を統括する「セントロ・パウラ・ソウザ(CPS)」が4月28日に占拠され、5月2日に退去命令が出たが、同日朝の総会で占拠継続が決まったと2日付伯字紙サイトが報じた。
約150人の高校生達がCPS本部の門を乗り越えて占拠した事は、4月29日以降、連日報じられている。占拠の理由は、サンパウロ州内の学校給食を巡る不正や教育費削減に対する抗議と、Etec並びに技術専門大学(Fatec)でも全面的に食事を提供するように要請するの3点だ。
Etecは全日制コースもあるが、発足時は食事提供は考えられていなかった。だが、普通科校で食事を提供している事もあり、次第に食事も出されるようになったが、219校中23校は軽食さえ提供されていない。
CPS占拠後、州教育局はサンパウロ市内4校とその他の地域7校の計11校で今週末以降、ビスケットやシリアルバー、ジュースを提供し始めると約束したが、生徒達は全ての学校で米とフェイジョンといった標準的な食事を提供する事と、調理室完成までは食券を発行する事を求めている。
CPSの本部はサンタイフェジェニアのEtecや職業訓練センターも兼ねており、占拠後は授業も中止されている。
CPSでの占拠活動支援のため、4月29日未明には、サンパウロ市西部ピニェイロスのフェルナン・ジアス校でも生徒達による占拠が起きた。同校の占拠は15人程で始まったが、同日午後には80人に拡大。昨年末の学校再編成に対する抗議行動に続く占拠は、同様の反応を引き起こす可能性もあり、司法当局がCPSからの立退きを命じる予定とされた2日朝にはサンパウロ校(Etesp)でも占拠が始まった。
ジェラウド・アウキミンサンパウロ州知事は4月29日にイトゥー市で、「国立校やサンパウロ市立校では占拠が起きておらず、州立校だけ狙われているのは、大統領罷免の動きに反対する政治的な行為」とした上、「現在は普通科校全てとEtecの95%で食事が出されており、5月第1週にはEtecも100%支給となる」と約束した。
CPSを占拠している生徒達は2日朝、裁判所からの立退き命令が届く前に総会を開き、全ての州立校で昼食や間食が提供されるようになるまでは占拠継続を決めた。
CPSやフェルナン・ジアス校占拠中の高校生達は、サンパウロ総合大学学生やパッセ・リヴレの活動家達の支援を受けている他、リオ州やセアラー州で学校占拠を行っている生徒達とも連絡を取り合い、全国的なストも視野に教育の質の向上を目指すという。