4月23日にサンパウロ市北部ヴィラ・マリア区のファヴェーラ、マルコーニの近くで、12歳の少年の左目に軍警の投げた爆弾の破片が当たる事故が起き、少年の視力が失われた。軍警は当初、少年の左目に当たったのはゴム弾だと説明していたが、4日夜、サンパウロ市保安局はそれを覆す文書を発表し、少年に当たったのは爆弾の破片だったとした。事件前の少年は軍警になることを夢見ていたが、今はその気持ちも失せた。「僕の左目の視力を奪った軍警は報いを受けるべきだ」とガーゼ姿も痛々しく、少年は語った。
◎
サンパウロ州バウルー市で4日、市立校1年の6歳女児が教師に大麻入りの袋をプレゼントする事件が起こった。女児は自宅の靴の箱から大麻を発見したといい、女児のリュックには、大麻やコカインの入った小さな包みも見つかった。女児の両親は違法薬物売買の疑いで逮捕された。少女はおじ、おばや教職員の庇護の下、学校に復帰した。
◎
サンタカタリーナ州都フロリアノーポリス市北部のカショエイラ・ド・ボン・ジェズース海岸で撮影された写真が、米国ニューヨークで開かれた写真展で大賞を受賞した。受賞したのはエルメス・ベゼーラさん(44)だ。受賞作品は昨年8月に同氏が夫人と2人の子供と住む家の近くで撮影された。「私を訪ねてきた兄弟とその娘、私の息子の4人で一緒に遊ぼうとして三脚とカメラを持って出かけた。写真展のことなんて考えもしなかった」とエルメス氏は語る。写真には同氏の兄弟が振り回す花火と飛び散る火花、水辺に立つ人の姿が映り、幻想的な風景を織り成している。