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母の日商戦=売上は前年比8・4%減=統計開始以降で最悪の結果

 失業率が上昇し、融資の返済金利も高い中、銀行業務集中サービス会社(Serasa)が、5月2~8日の「母の日商戦」の売上は昨年同期比で8・4%減り、2年連続の縮小を記録したと発表したと10日付エスタード紙が報じた。
 この数字は復活祭(パスコア)の9・6%減よりましだが、母の日としては03年の統計開始以来、最悪だ。昨年の「母の日商戦」は前年比2・6%減だった。
 Serasaでは、今回の売上減は電化製品などの高額商品の売れ行き悪化が最大要因と見ている。電化製品の売上は4月も14%落ちていた。
 同様の見解は、ブラジルクレジット保護サービス(SPC)や全国商店主連合(CNDL)発表の、ローン販売に関する調査依頼が昨年同期比16・4%減少という数字からもうかがわれる。この数字も3年連続で減少しており、今年は10年の統計開始以来最悪だ。
 ショッピング・テナント協会(Alshop)では、在庫処分も兼ねた冬物バーゲンを前倒しする意向だが、気温が高くて在庫も多い状態が続けば、安売り期間を6月半ばまで伸ばす可能性も示唆している。
 信用保護サービスセンター(SCPC)とサンパウロ州商業連盟によれば、今年の「母の日商戦」の売上は昨年比で50億レアル落ち込んだという。